小関裕太の芸能界入りは2003年(当時8歳)に遡ります。当初から大手芸能事務所アミューズに所属し、CMやテレビドラマで子役としてのキャリアを着実にスタートさせました。単なる「顔立ちの整った子役」にとどまらず、現場での勘の良さと豊かな感情表現は早くから関係者の間で高く評価されていました。
彼の知名度を一気に全国区へと押し上げたのが、2006年(小学5年生)から3年間にわたってレギュラーを務めたNHK教育テレビ(現Eテレ)の長寿子ども向け番組『天才てれびくんMAX』です。当時の小関裕太は、屈託のない笑顔と抜群の愛嬌で視聴者を魅了し、番組内の音楽コーナー(MTK:Music TV-kun)でもメインボーカルを務めるなど、歌唱とダンスの素養をこの時期に開花させました。
当時の共演者や同世代のてれび戦士たちとの切磋琢磨は、彼の役者としての原点となっています。後年のロングインタビューや特番での回顧録において、小関裕太は次のように語っています。
「天てれでの3年間は、カメラの前で自分を表現する度胸と、仲間と一緒に一つのエンターテインメントを作り上げる喜びを骨の髄まで叩き込まれた時間でした。今でも自分の根幹には、あの頃に学んだ表現へのワクワク感があります」
中学・高校進学後も学業と芸能活動を両立させながら、アミューズの徹底したレッスンカリキュラムのもとで発声、演技、ダンス、歌唱の基礎を研鑽。いわゆる「一発屋の子役」で終わることなく、青年期の俳優へとスムーズに脱皮できた背景には、アミューズの手厚い育成方針と本人のストイックな努力がありました。