ピーマンの種は食べられる?毒の噂の真相と捨てるのが大損な理由

ピーマンの種は食べられる?毒の噂の真相と捨てるのが大損な理由

ピーマンの種は食べられる?毒の噂の真相と捨てるのが大損な理由についての最新情報をご紹介します。

私たちがこれまで無造作に捨ててきた種とワタは、栄養学的に見れば「サプリメントの塊」を破棄していたようなものです。料理研究家や管理栄養士の間では、食品ロス削減とインナーケアの両立という観点から、種とワタの積極的な摂取が推奨されています。

まず注目すべきは、ピーマン特有の青々しい香りの主成分である「ピラジン」です。ピラジンは、血液の凝固を防ぎ、血流をスムーズにする作用が確認されている注目のファイトケミカルです。血管を拡張して血行を促進するため、冷え性の緩和や血栓予防、心筋梗塞・脳梗塞といった循環器系疾患のリスク軽減に寄与するとされています。このピラジンは果肉にも微量に含まれますが、種とワタ(胎座)には果肉の数倍から数十倍の濃度で局在しています。血液サラサラ効果を期待するなら、ワタごと食べるのが最も効率的です。

さらに、現代人の乱れがちな食生活を整える「カリウム」も極めて豊富です。カリウムは細胞内外の浸透圧を調整し、体内に蓄積した過剰なナトリウム(塩分)を尿中へ排出させる働きを持っています。高血圧予防だけでなく、立ち仕事やデスクワークによる夕方の足のむくみ、前夜の塩分過多による顔のむくみをリセットする強力なサポーターとなります。

一般的なピーマンの果肉自体、可食部100gあたり76mgものビタミンC(トマトの約5倍に相当)を誇り、細胞組織が強固なため加熱しても壊れにくい優れた特性を持っています。果肉の抗酸化ビタミン群に加え、種とワタのピラジン・カリウムを丸ごと取り込むことこそが、野菜のポテンシャルを100%引き出す賢い選択といえます。

部位主要な含有成分期待される健康効果編集部の見解・評価果肉部分ビタミンC(76mg/100g)、β-カロテン、不溶性食物繊維美肌維持、抗酸化作用、風邪予防、腸内環境正常化熱に強いビタミンCの供給源。どんな料理にも使いやすい王道の部位。種(種子)カリウム、不溶性食物繊維(セルロース・リグニン)、ミネラルむくみ解消、血圧調整、代謝促進、噛みごたえによる満腹感硬い種皮が食感のアクセントに。消化面を考慮し加熱調理がベスト。ワタ(胎座)高濃度ピラジン、カリウム、カプシエイト類(微量)血流改善(サラサラ効果)、血栓予防、冷え性改善、代謝活性苦味がなく実は甘みがある。捨てるのは栄養学的に最大の損失。
斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。