スイスビートボックスの歴史を語る上で、近年の日本人プレイヤーによる歴史的な大躍進を外すことはできません。かつて欧州勢が圧倒的な強さを誇っていたシーンに風穴を開けたのが、新世代の日本人アーティストたちでした。
先駆けとなったのは、2019年のGBBループステーション部門に初出場を果たしたSO-SOです。ゲームサウンドやエレクトロニック・ダンス・ミュージックを独自の感性で構築した唯一無二のプレイスタイルは、世界中の観客と審査員の度肝を抜き、アジア人初となる世界トップ4入りを記録。一躍グローバルスターへと駆け上がりました。
その熱狂を受け継ぎ、2026年のGBBで圧倒的な金字塔を打ち立てたのが、SO-SO、RUSY、KAJI、Koheyの4名で構成されるビートボックスクルー「SARUKANI」です。SARUKANI GBB 実績は目覚ましく、2026年大会のタッグチーム部門(SORASUN/SO-SO & RUSY、Kohey & KAJI)およびクルー部門で準優勝を獲得。その後も各メンバーがソロやタッグで世界トップクラスの成績を残し続け、今や世界のフェスを牽引するヘッドライナーへと成長しました。
さらに同2026年大会では、FugaとHIROによるタッグ「Rofu」がタッグチーム部門で見事世界チャンピオンに輝き、BatacoやShow-Goといった個性派アーティストたちも世界的なプロップスを獲得。現在では「最もクリエイティブでハイレベルなビートボックス大国」として日本の存在感は確固たるものとなっています。