親たちの葛藤は深まるばかりです。持たせなければ、緊急時の連絡が取れず、デジタル社会からの孤立を招くかもしれない。一方で、ひとたび無制限のインターネットへの扉を開いてしまえば、そこには大人の目が行き届かないリスクが無限に広がっています。
SNSを通じた犯罪被害や、オンラインゲームでの高額課金トラブルは後を絶ちません。さらに深刻なのは、ブルーライトによる睡眠障害や、ショート動画の過剰視聴による集中力の低下です。「脳の報酬系が未発達な小学生に、依存性の高いアルゴリズムを搭載したデバイスを与えるのは、ブレーキのない車に乗せるようなものだ」と警鐘を鳴らす小児科医も少なくありません。