ベンチプレス世界記録は何Kg?500Kg超えの真相と日本人の歴代最高

ベンチプレス世界記録は何Kg?500Kg超えの真相と日本人の歴代最高

ベンチプレス世界記録は何Kg?500Kg超えの真相と日本人の歴代最高についての最新情報を徹底解説します。

SNSや動画サイトで「ベンチプレス世界新記録」という投稿を見る際、多くの一般ユーザーが見落としがちな落とし穴が存在します。それは、「団体によってルールが全く異なる」という事実です。

一般的にオリンピック競技に近い厳格さを持つのがIPF(国際パワーリフティング連盟)およびその傘下のJPA(日本パワーリフティング協会)です。ここではWADA基準の厳正なドーピング検査が実施され、バーベルを胸の上で完全に制止させる「プレスコール」の判定が極めて厳しく下されます。また、お尻がベンチ台からわずかでも浮いたり、足の位置が動いたりすれば即座に失格となります。

一方で、アメリカなどを拠点とする一部のプロ団体では、エンターテインメント性や興行性を重視し、以下のようなレギュレーションの違いが存在します:

  • 胸での停止時間の短縮:タッチ&ゴーに近いタイミングでプレスコールがかかる場合がある。
  • ギアの仕様制限の緩和:複数枚重ねのベンチシャツ(マルチプライ)が許可され、ギア自体が100kg〜200kg以上の反発アシストを生み出す。
  • ドーピング検査の有無:検査を実施しない「Untested(ノン・テスト)」部門が明確に存在し、薬理学的アプローチを含めた極限の記録が追求される。

ネット上で「あんなの可動域が数センチしかない」「インチキ記録だ」と炎上するシーンの多くは、こうしたプロ団体の極端なギア仕様や極厚アーチに対する反発から生じています。記録の数字だけを見るのではなく、「どの団体の、どのようなルール下で樹立された数字なのか」を識別することが、ベンチプレスの真の凄みを理解するための必須リテラシーです。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。