蔵元を訪ねて御酒印を拝受する際には、プロジェクトが定める御酒印帳の集め方とルールを正しく理解しておく必要があります。無秩序なスタンプ集めとは異なり、蔵元への敬意と支援を前提としたマナーが設計されています。
現地での授与フローにおける原則は以下の通りです。
- 授与条件の遵守:参加蔵の売店で特定金額以上(目安として1,000円〜2,000円以上)の日本酒を購入する、または有料試飲や有料酒蔵見学ツアーを利用した来訪者に授与される(蔵により300円前後の授与料設定の場合あり)。
- 1来訪につき1枚:原則として1回の訪問につき各蔵指定の御酒印が1枚手渡されます。その場で帳面に貼り付ける糊付けスペースが用意されている蔵も多く見られます。
- 銘柄の選択:蔵によっては季節限定酒やフラッグシップ銘柄に合わせた複数種類の御酒印を用意しているケースもあり、好みの銘柄を選べる場合もあります。
さらに愛好家のモチベーションを高めているのが、収集度合いに応じてもらえる御酒印帳の限定特典・グッズです。公式プロジェクトでは、集めた御酒印の枚数(20枚、50枚、100枚など)に応じて事務局へ申請することで、公式認定証や非売品のオリジナルぐい呑み、蔵元前掛け、限定ブレンド酒の購入権利といった特別なインセンティブが進呈される仕組みが整えられています。
近年では、物理的な帳面に加えて御酒印帳のアプリ連動機能も強化されており、GPSチェックイン機能による訪問ログの自動記録や、飲んだ銘柄の味わいチャート(甘辛度・酸度・香り)をスマートフォン上で一元管理できるハイブリッドな楽しみ方が主流となっています。