現在、同社の収益を力強く牽引する最大の牽引車として期待されているのが、生成AIの急拡大に伴うデータセンター向け光通信用レーザ素子だ。2026年に入り、世界中のハイパースケーラーはデータ伝送の遅延解消と電気代の削減という苛烈な課題に直面している。
ここで威力を発揮するのが、QDレーザが長年培ってきた量子ドット技術だ。熱に強いという特性を持つ同社製品は、高温下でも安定した発光効率を維持する。従来のレーザ素子では対応が難しかった酷暑環境でのデータ通信において、圧倒的な参入障壁を築きつつある。生産ラインの量産安定化が急務だが、受注残高の積み上がりは同社の将来像を支える最も明るい材料と言える。