2026年シーズンの各種指標を見れば、彼の支配力がどれほど突出しているかが一目瞭然だ。防御率は0点台をキープし、WHIP(1イニングあたりに許した走者数)は0.6前後の数値を叩き出している。出塁することすら至難の業であることを物語る数字だ。
奪三振率(K/9)は12を超え、イニング数を大幅に上回る三振を奪い続けている。一方で与四球率(BB/9)は1点台前半と、圧巻の制球力を誇る。荒れ球で抑え込むタイプのパワーピッチャーではなく、極めて高い精度の制球と球威を兼ね備えた「完成型」の抑え投手なのだ。
また、得点圏に走者を置いた場面での被打率は1割を大きく下回る。相手チームにとって、終盤にリードを許した時点で敗北がほぼ確定することを、これらのスタッツが残酷なまでに証明している。