日本のポップス史に革命を起こした「ザ・フォーク・クルセダーズ(フォークル)」が1968年10月に1年間の期間限定活動を終えて解散した直後、メンバーだった端田宣彦(はしだのりひこ)が次の一歩として立ち上げたのが「はしだのりひことシューベルツ」でした。端田は同志社大学の後輩や関西カレッジフォーク界隈の実力派若手ミュージシャンたちに声をかけ、新たなサウンドの構築を目指しました。
集まったはしだのりひことシューベルツのメンバーは以下の4名です。
- 端田宣彦(はしだのりひこ):リーダー、12弦ギター、ボーカル
- 杉田二郎(すぎたじろう):リードボーカル、アコースティックギター
- 井上博(いのうえひろし):ベース、ボーカル
- 越智友嗣(おちゆうじ):パーカッション、ドラムス、ボーカル
グループ名は、クラシックの作曲家フランツ・シューベルトと「シュー(靴)」「ベルト」という言葉遊びを掛け合わせたもので、若者らしい軽やかさと音楽への真摯な敬意が込められていました。フォークルのアヴァンギャルドでコミカルな側面とは対照的に、シューベルツはピーター・ポール&マリー(PPM)を彷彿とさせる緻密なコーラスワークと、哀愁を帯びたメロディラインを前面に押し出すスタイルを確立したのです。