冷凍そばを極限まで美味しく仕上げるためには、加熱から仕上げに至る数分間の温度管理が明暗を分けます。現場の調理人が実践する茹で方プロの裏ワザは、湯沸かしの工程を省き、加熱ムラと水分コントロールを徹底することに集約されます。
袋の端を1cmほどハサミで切り、蒸気の逃げ道を作ってから電子レンジ(600Wで約3分〜3分20秒、500Wなら約3分40秒)にかけるのが基本です。皿に乗せる際は、マイクロ波が当たりやすいターンテーブルの外周寄りに配置することで、中心部の冷え残りを防ぎます。
温かいそばにする場合は、加熱完了後にそのまま熱々のつゆへ投入するのがベストですが、冷やしでいただく場合は「締め工程」にプロの技術が存在します。加熱直後の熱い麺をザルにあけたら、まずは流水で表面のデンプン膜(ぬめり)を手早く指先で優しく洗い流します。その後、氷を敷き詰めた冷水にわずか15秒間くぐらせて一気に麺を引き締め、最後にザルをボウルに叩きつけるようにして徹底的に水気を切ります。この脱水工程を徹底することで、つゆが薄まらず、喉越しが劇的に向上します。