ネット上のQ&AサイトやSNSには、誕生日プレゼントに関する高校生たちの生々しい嘆きと喜びの証言が蓄積されています。これらを丹念に検証すると、贈り手と貰い手の間に横たわる決定的な意識ギャップが浮かび上がります。
大手知恵袋やX(旧Twitter)上で散見されるのは、「親からサプライズで買ってもらった服がダサすぎて学校に着ていけない」「彼女からシルバーのゴツい指輪をもらったが、校則で禁止されているし指につける習慣がない」といった悲痛な告白です。ある都内私立高校の男子生徒(高2)は、取材に対して次のように語っています。
「プレゼントをくれる気持ち自体は本当にありがたいです。でも、服や靴はシルエットやブランドへのこだわりが強すぎて、少しでもズレると私服で着られません。それなら、通学で毎日使うリュックの買い替えを手伝ってくれたり、自分では手が出ないちょっといいノイズキャンセリングイヤホンを買ってもらえたほうが、100倍ありがたいです」
このように、高校生男子は「サプライズのロマン」よりも「日常における実利と快適さ」を冷徹に評価しています。この現実を直視できるかどうかが、プレゼント選びの成否を分ける分水嶺となります。