本作の誕生において見逃せないのが、シドニー・スウィーニー自身の並々ならぬ情熱だ。彼女が本作のオーディションを初めて受けたのは、ブレイク前の16歳の頃だった。企画が一度頓挫した後も脚本の持つエネルギーを忘れられなかった彼女は、ハリウッドでの名声を手に入れた後に自ら映画化権を買い取り、プロデューサーとしてプロジェクトを復活させた。
盟友であるマイケル・モーハンを監督に招聘し、脚本を現代的な視点で大胆にリライト。撮影現場では連日血糊と泥にまみれ、声が枯れるまで叫び続けるハードな演技に身を投じた。単なる主演女優にとどまらず、作品の方向性を決定づけるクリエイターとして機能した彼女の執念が、この妥協なき怪作をスクリーンに結実させたと言える。