事態が動いたのは2005年4月15日発売の『フライデー』でした。誌面には、当時モーニング娘。のリーダーを務めていた矢口真里さんと、若手俳優として急成長を遂げていた小栗旬さんが、仲睦まじく愛犬を散歩させ、小栗さんの自宅マンションへ通う姿が生々しく掲載されたのです。
当時のモーニング娘。は、2005年1月に初代リーダー・飯田圭織さんが卒業したばかりでした。グループの屋台骨を支える大黒柱として3代目リーダーに指名されたのが矢口さんでした。親しみやすいキャラクターと抜群のトーク力でバラエティ番組でも重宝されていた彼女への期待値は極めて高く、グループの新たな黄金期を牽引する中心人物と目されていました。
しかし、リーダー就任からわずか74日目での熱愛スキャンダル発覚は、アイドル界の鉄則であった「恋愛禁止の不文律」を真っ向から揺るがす事態となります。報道が世に出る直前、矢口さんは事務所幹部へ事実関係を認め、即座にリーダー職の辞任とグループからの離脱を決断しました。ファンやメディアに予告される間もなく発表された電撃脱退は、瞬く間に日本全国のトップニュースとして駆け巡りました。