万が一、乗車中に気分が悪くなってしまった場合、その場で実践できる即効性の高い対処テクニックがいくつか存在する。最も手軽で効果的なのが東洋医学に基づくツボ押しだ。手首の内側、しわから指3本分ひじ寄りにある内関(ツボ療法)は、吐き気や胸のムカムカを鎮める代表的なツボとして知られており、親指でゆっくりと心地よい強さで圧迫すると効果が期待できる。
同時に、深くゆったりとした腹式呼吸を行い、視線を遠くの窓の外に向けるか、静かに目を閉じて頭を固定するのも有効だ。ベルトや首元をゆるめて衣服の締め付けを解除し、可能であれば冷たいペットボトルで首筋や手首を冷やすと、過敏になった交感神経を落ち着かせることができる。