特別な道具を使わず、家庭にある道具だけで劇的な変化をもたらすのが鶏もも肉カリカリ焼きフライパン調理の基本メソッドです。ポイントは、カンカンに熱したフライパンに肉を放り込む従来の常識を捨てることにあります。
プロの現場で広く支持されているのが、火をつける前の冷たいフライパンに鶏肉を皮目を下にして並べる「コールドスタート」です。鶏の皮には豊富な皮下脂肪が含まれており、鶏肉カリカリ焼き油なしでも十分に調理が可能です。常温からじわじわと加熱することで、皮の内部にある余分な脂が自然と溶け出し、自分自身の脂で皮を「揚げ焼き」にする状態を作り出せます。
火加減の黄金比は「皮目8割・身2割」の時間配分です。弱火から中弱火をキープしながら、全体の調理時間の8割を皮目の加熱に費やします。皮がパチパチと音を立て、溶け出た脂がフライパンに溜まってきたら、キッチンペーパーでこまめに脂を吸い取ることが鶏肉皮パリパリ焼き方プロの必須テクニックです。古い脂を取り除きながら焼くことで、油酔いする重さが消え、驚くほど軽やかな食感に仕上がります。