就職市場における武蔵大学の強さは、俗にいう「ゼミの武蔵」と呼ばれる徹底した少人数指導体制にあります。多くの私立大学では3年次からゼミナールが始まるのに対し、武蔵大学では1年次から全員が必修でゼミに所属します。教授1人に対して学生十数名という密度の濃い環境で、4年間を通じてレポート作成、プレゼンテーション、ディスカッションを繰り返すカリキュラムが組まれています。
企業の人事担当者への取材によると、「武蔵大学の学生は派手さはないが、論理的思考力と傾聴力があり、入社後の定着率と自立した課題解決力が高い」という評価が定着しています。大学通信による「面倒見が良い大学」ランキングや「就職に強い大学」ランキングでも、毎年のように全国私立大学のトップクラスに名を連ねています。
気になる学歴フィルターの真相について、採用実務の現場からは次のような証言が得られています。
「超難関外資系コンサルや一部の投資銀行など、東大・京大・早慶のみを対象とする極端な初期スクリーニングを除けば、総合商社、メガバンク、大手メーカー、ITメガベンチャーなどの本選考において、武蔵大学という大学名だけで書類選考で足切りされるケースはほぼありません。MARCHと同等の『上位私立枠』として扱われ、面接フェーズに進んだ後の突破率はゼミ鍛錬の成果から非常に高い傾向にあります」(大手総合人材サービス・シニアコンサルタントの証言)