実際の現場ではどのようなオペレーションが行われ、利用者は何を感じているのでしょうか。編集部が現地調査を行い、SNSや航空トラベラーの実体験から見えてきた運用実態を掘り下げます。
2階の羽田空港第2ターミナルANA出発ロビーに足を踏み入れると、南北に細長く広がる空間のスケールに圧倒されます。ロビーは行先方面によって機能的に色分けされており、北側は北海道・東北・北陸・近畿方面、南側は中国・四国・九州・沖縄方面へのゲートに直結しています。この動線設計を理解していないと、南側の保安検査場を抜けた後に北側の最果てゲートまで延々と歩かされることになります。
チェックインエリアにおける羽田空港ANA国内線カウンター現在の運用状況は、極めてデジタル化が進展しています。手荷物預けは自動手荷物預け機「ANA BAGGAGE DROP」が主力を担っており、搭乗用二次元バーコードをかざしてタグを貼るだけで約1分で手続きが完了します。従来の有人カウンターは介助が必要な乗客や変更手続き専用へと集約されているため、自動機を使い慣れていない高齢層やファミリー層で若干の滞留が見られるものの、全体としての通過速度は大幅に向上しました。
一方、プレミアムクラス利用者や上級会員が利用する羽田空港ANA国内線ラウンジ評判については、賛否が分かれています。本館にある「ANA LOUNGE」および最上位の「ANA SUITE LOUNGE」は、滑走路を見渡す開放的な窓際席や洗練されたインテリア、充実したアルコール・スナックサービスで高い満足度を誇ります。しかし、ピーク時には座席占有率が90%を超え、「席を探して歩き回らなければならない」「ビジネスブースが満席でオンライン会議ができない」といった混雑に対する不満の声も散見されます。さらに別棟サテライトには本館と同等のフルスペックラウンジが存在しないため、サテライト利用指定となった上級会員からは動線上の不便さを指摘する意見が目立っています。