画面越しには年齢不詳のトリックスターに見えるオフロスキーですが、その素顔は演劇界で確固たる地位を築く実力派アーティストです。1971年4月9日生まれで、2026年現在55歳を迎えた小林顕作は、東京都出身で日本大学藝術学部演劇学科を卒業後、劇団「宇宙レコード」を主宰。さらに、世界的な評価を得ている学ラン姿のダンスカンパニー「コンドルズ」の旗揚げメンバーとしても、作戦参謀的な役割を果たしてきました。
小林顕作という表現者の底知れなさが世間一般に広く知れ渡った決定打が、2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』への出演です。彼が演じたのは、大坂の陣で豊臣方に殉じた熱心なキリシタン武将・明石全登(あかし たけのり)。敬虔な祈りを捧げながらも鬼気迫る覚悟を宿したシリアスな演技は、視聴者に強烈なインパクトを残しました。当時、Twitter(現X)では「オフロスキーが大河で十字架を切っている」「落差が凄すぎて同一人物とは思えない」と大きな話題を呼び、トレンド上位を独占しました。
小林顕作の多才さは演技にとどまりません。シンガーソングライターとしても卓越したセンスを誇り、『みいつけた!』で流れるオフロスキーの楽曲の多くを作詞・作曲しています。代表曲『オフロスキーかぞえうた』をはじめ、言葉遊びが散りばめられた『じだいげきだよオフロスキー』『エビバデオフロスキー』などは、一度聴いたら耳から離れないキャッチーなメロディラインと緻密な音楽構造を持っています。