新幹線や航空券の値上げ、そしてホテル代の高騰。2026年の日本において、遠距離恋愛を維持するためのコストは数年前よりも確実に跳ね上がっている。かつてのように「毎週末、どちらかが会いに行く」というスタイルは、一部の富裕層を除いて現実的ではなくなった。
同時に、若者世代を中心に「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する傾向が強まっている。移動にかかる往復10時間と数万円の出費を、単に「会うためだけ」に消費することへの疑問だ。冷めているわけではない。お互いの生活とキャリアを守るための、極めて合理的な選択として、物理的な距離の捉え方が変わってきている。