ヨーロッパでの生活を語るうえで欠かせないのが、語学という壁だ。中谷美紀は、かつて英語すらまともに話せなかったという過去を持つ。しかし、持ち前のストイックさと独学の勉強法で、英語のみならず難解とされるドイツ語まで流暢に操るレベルへ到達した。
彼女の実践した語学習得法は極めて具体的だ。文法書を暗記するだけではなく、身近な日常会話のフレーズを自分の言葉として何度も声に出し、完璧な発音を体に覚え込ませる。完璧主義を一度捨て、間違えることを恐れずに積極的にコミュニケーションを図る。この泥臭くも実践的なアプローチこそが、文化の異なる現地社会へスムーズに溶け込む最大のカギとなった。