ネット上や週刊誌報道で大きな議論を呼んだのが、ATSUSHIの病気と具体的な症状の複雑さです。単なる一過性の中毒症状にとどまらず、なぜこれほど療養が長期化したのかという疑問に対し、過去の病歴との関連が指摘されています。
ATSUSHIは過去に、海外滞在中にマダニを媒介として感染するライム病を患った経験を公表しています。ライム病は完治後も疲労感、関節痛、神経症状などの慢性後遺症が残ることがあり、免疫系や自律神経系に負荷がかかりやすい素地が存在していました。そこへ一酸化炭素中毒という強烈な低酸素ストレスが加わったことで、自律神経のバランスが著しく崩壊し、回復に長期間を要する複合的なコンディション低下へと繋がったと分析されています。
医学的知見に基づけば、一酸化炭素中毒には急性期を脱した後に数日から数週間を経て記憶障害や精神症状、運動障害が現れる「遅発性脳症(間脳症候群)」のリスクがあります。ATSUSHIが選択した徹底的な静養は、まさにこの不可逆的な神経障害を回避するための医学的必然性に基づいた措置でした。