N700系8000番台が多くのリピーターを惹きつけてやまない最大の理由は、4号車〜8号車に設定されている普通車指定席の「2列×2列シート」です。東海道・山陽新幹線の16両編成(のぞみ等)では普通車が「2列×3列」の横5列配置であるのに対し、8000番台の指定席は横4列配置という贅沢なレイアウトを採用しています。
シートピッチ(座席前後間隔)は1,040mm、シート幅は約460mmを確保。クッションには伝統の市松模様をあしらった濃紺のモケットが張られ、アームレストや壁面には古代桜(山桜)などの落ち着いた木目調素材がふんだんに用いられています。体を包み込むような深いリクライニング設計は、まさに「追加料金なしで乗れるグリーン車」と称されるにふさわしい快適度を誇ります。
一方で、1号車〜3号車の自由席は通常の「2列×3列シート」となっており、指定席との居住性の差は歴然です。指定席特急料金のわずかな差額を支払うだけで劇的に移動の質が向上するため、旅行や出張の際は迷わず4号車〜8号車の指定席を確保するのが鉄則です。
さらに6号車の新大阪寄り半室には、わずか24席のみのプレミアムなグリーン車が配置されています。濃緑色の落ち着いたファブリックと本革を組み合わせた大型ハイバックシート、木製大型インアームテーブル、フットレスト、読書灯を完備。半室構造ならではのプライベート感と静寂が保たれており、最高峰のくつろぎを約束してくれます。