ネットの口コミやSNSを漫然と見ていると、「夜の中華街でネオンを見ながらはしご酒ができる」といったイメージを抱きがちです。しかし、ここに旅行者が陥る最大のトラップが存在します。
横浜中華街が深夜帯まで営業するバルやカフェで賑わうのに対し、長崎新地中華街は約250メートル四方のコンパクトな敷地に店舗が集中する歴史的保護区の側面が強く、夜20時を過ぎると大半の店舗が看板を下ろし始めます。20時半を回ると門のライトアップを残して通りが静まり返ることも珍しくありません。
また、「どこのお店も同じような具材と味付けだろう」というのも誤解です。長崎のちゃんぽんは、創業家のルーツによって福建系の上品な白湯仕立てから、広東系のあっさりとした清湯ベース、さらには魚介出汁を強く効かせた独自進化型まで明確なグラデーションが存在します。自分の好みのスープ濃度(あっさり系か濃厚ポタージュ系か)を事前に調べてから入店することが、満足度を劇的に高める鍵となります。