2023年の「ふくしま花火大会」は、2023年7月29日(土)19時30分から20時30分にかけて開催されました。会場となったのは、福島市古川に位置する信夫ヶ丘緑地公園です。一級河川である阿武隈川と松川がちょうど合流する広大な河川空間であり、川面が開けていることから大輪の花火を打ち上げる絶好のロケーションとして長年親しまれてきました。
この第45回大会で打ち上げられた総数は約8,000発にのぼります。プログラム構成は多岐にわたり、夜空を埋め尽くす尺玉の連発、息をのむ大スターマイン、さらには最新のヒットチューンにシンクロさせた音楽花火が展開されました。特に阿武隈川の川面すれすれで炸裂する水中花火の閃光と轟音は、堤防に陣取った観客の身体を芯から震わせるほどの迫力を見せました。
屋外イベントで常に懸念されるのが天候ですが、実行委員会による規定では「小雨決行、荒天時は翌日7月30日(日)へ順延」と定められていました。当日は日中に猛烈な暑さを記録したものの、夕方以降は適度な風が吹き、順延措置が取られることなく定刻どおりの打ち上げが完遂されました。当時の気象条件は煙が適度に滞留せず流れる絶妙な環境であり、視界のクリアさという観点からも極めて恵まれた開催となったのです。