「事故」の噂とともに頻繁に検索されるのが、1992年のBARBEE BOYS解散理由です。ここでも「メンバーの不慮の事故や病気が原因で解散を余儀なくされたのではないか」という憶測が一部で見受けられますが、これも明確な誤りです。
1992年1月の渋谷公会堂公演をもってバンドが活動に終止符を打った直接の理由は、「BARBEE BOYSというパッケージで表現できる音楽性の限界と、メンバー個々のクリエイティビティの追求」でした。
ギタリストでありメインコンポーザーのいまみちともたか、ツインボーカルの相方である杏子、ベースのENRIQUE、ドラムの小沼達也。強烈な個性を持つ5人がギリギリの緊張感の中でぶつかり合って生まれるアンサンブルは、バンドの強みであると同時に、長年の活動の中で摩耗を生む要因でもありました。誰かの身体的トラブルではなく、アーティストとしてバンドの頂点を見極めた上での前向きな決断だったのです。
解散後、メンバー間の不仲説が取り沙汰された時期もありましたが、時間が経過するにつれてその関係性は成熟した仲間意識へと変化しました。2018年のフェス出演や2026年の代々木第一体育館でのワンマンライブ、そして新作音源のリリースに見られるように、メンバー同士のリスペクトは途絶えていません。
現在でも、杏子やいまみちともたかのソロプロジェクトとKONTAの活動が交錯することがあり、かつてのようなピリピリとした緊張感を超えた、戦友としての温かな絆がファンを魅了し続けています。