ネット上の整形疑惑で必ず引き合いに出されるのが、デビュー直前の卒アル画像や、ティーン向けファッション誌『Seventeen(セブンティーン)』専属モデル時代の昔の顔写真です。女子校に通っていた高校時代にスカウトされた彼女は、2003年に同誌の「ミス・セブンティーン」に選ばれ、同年TBS系実写版ドラマ『美少女戦士セーラームーン』の火野レイ(セーラーマーズ)役で女優デビューを飾りました。
当時の誌面やスチール写真を見ると、現在よりも頬周りに若々しいふっくら感(いわゆる「ベビーフェイス」特有の皮下脂肪)が残っており、眉は2000年代前半のトレンドであった「薄く細いアーチ眉」、アイラインは上下を黒のペンシルで太く囲むメイクが施されていました。この時期の写真と、フェイスラインが劇的に引き締まり大人の骨格が完成した現在の姿を並べた画像がネット上で出回り、「別人のように顔が変わった」というセンセーショナリズムを生む温床となっています。
しかし、神戸でのスカウト時の関係者証言や、デビュー直後のオーディション映像などを時系列で追うと、鼻筋の根本の高さや切れ長で印象的な目元の輪郭は当時から際立っています。17歳前後の少女が20代、30代を経て骨格の脂肪が落ち、輪郭が研ぎ澄まされていくプロセスは人体の成長曲線として完全に自然であり、骨格レベルをいじったという証左にはなり得ません。