メジャーリーグは巨大なビジネスの世界だ。10年総額7億ドルというスポーツ史上最高額の契約を結んだ球団側が、自社最大の「資産」を危険にさらしたくないと考えるのは極めて自然なロジックと言える。ドジャースの編成トップは、公式には選手の意思を尊重する姿勢を見せつつも、裏では国際大会への参加に極めて慎重な難色を示していたとされる。
特に投手としての登板に関しては、球団の医療スタッフから「前回の術後ケア期間における過度な負荷は避けるべき」との強い勧告が出ていたとの見方が強い。大谷個人としても、チームの悲願であるワールドシリーズ連覇、そして自身が約束したパフォーマンスをドジャースに捧げる義務がある。巨額契約がもたらすプロとしての責任が、この決定の背景には重くのしかかっている。