かつてプロ野球の観客席は、中高年男性の憩いの場というイメージが強かった。しかし、ここ数年でその景色は一変した。SNSの普及に伴い、球場は「映えスポット」へと変貌を遂げている。特に、お気に入りの球団のユニフォームをファッショナブルに着こなす女性たち、通称「野球女子」の存在感は増すばかりだ。
彼女たちが投稿する短い応援動画や、球場でのふとした瞬間を捉えた映像は、瞬く間に数百万回再生を記録する。スポーツへの純粋な愛着を示すコンテンツが、いつしかプラットフォーム上で強力なアトラクションとして機能し始めているのだ。観客席の熱気は、デジタル空間で全く異なる価値を持ち始めている。