巨大なダム構造物とその利活用をコントロールするのは、国土交通省および独立行政法人水資源機構だ。両機関は密接に連携し、洪水調節機能と利水機能の緻密なバランシングを実施している。特にゲリラ豪雨や長雨の際には、下流域の浸水被害を防ぐ事前放流や適正な貯留の判断がミリ単位で求められる。
広域な流域治水構想のなかで、宇連ダムの果たす重量感は計り知れない。ハイテクなセンサー群と現場の監視システムを組み合わせ、気象予測データを融合させた高度な運用が行われている。公的機関による24時間体制の監視ネットワークこそが、安全な暮らしの底力となっている。