24時間マラソンにおいて、ネット上で常にホットトピックとなるのが「マラソンルートがなぜ事前に明かされないのか」という点と、過去に囁かれた「途中で車移動しているのではないか」というワープ疑惑です。
完全非公開を貫く「沿道の安全確保」と「道路使用許可」の壁
日本テレビおよび警察関係者がルートを事前公開しない最大の理由は、沿道への見物客殺到による群衆雪崩・交通事故の防止です。特に都心部の公道では、数万人のファンが押し寄せた場合、一般車両の通行麻痺や緊急車両の阻害を招き、警察からの道路使用許可が下りなくなります。
そのため、スタート地点は関東近郊の工業地帯(神奈川県相模原市、厚木市、埼玉県の工場敷地内など)の私有地や閉鎖空間が選ばれ、夜間から早朝にかけて徐々に都心(両国国技館など)へ向かうコース設定が極秘裏に組まれています。
「追跡班」の監視網が証明した不正ゼロの透明性
かつて昭和から平成初期にかけては「車に乗って移動しているのではないか」といった都市伝説が流布したこともありました。しかし現代では、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やX(旧Twitter)の有志による「マラソン追跡班」が、沿道の風景、街頭看板、電柱番号などをリアルタイムで特定し、自転車やバイクでランナーを常時追走・監視しています。
この追跡班によるGPSロガーと生配信の照合によって、「すべてのランナーが1歩ずつ自力で踏破している事実」が皮肉にも客観的に証明される形となりました。現在では疑惑の余地はなく、走歩行データの正確性は極めて強固に担保されています。