「絵本の国のアリス」をはじめとするアリスレストランシリーズは、2000年代後半から2010年代にかけて一大ブームを巻き起こしました。「非日常の没入空間」「キャラクターを模した華やかな料理」「メイド服をアレンジしたスタッフの接客」というパッケージは、当時のソーシャルメディア黎明期における「映え消費」の先駆けでした。
しかし、近年のエンタメ消費トレンドは急速に変化しています。利用者のニーズは、単なる「可愛い内装のレストラン」から、IP(アニメ・ゲーム等)との期間限定コラボカフェや、演劇と飲食が融合した本格イマーシブ体験へと細分化・高度化しました。
運営母体であるDDグループとしても、多大な内装維持費や人件費がかかる大規模コンセプトレストランを多店舗展開するモデルから、高付加価値なフラッグシップ店舗への集約、あるいは日常使いしやすいバル・居酒屋業態への経営資源シフトを選択したと言えます。