世界的な大ヒットを記録し、米アカデミー賞受賞という快挙も成し遂げた映画『ゴジラ-1.0』。この作品で彼が演じた水島健二役は、戦後の復興期を生きる青年の純粋さとたくましさを象徴する見事なものだった。山崎貴監督の過酷な撮影現場においても、役柄の葛藤を体当たりで表現。現場では監督や共演者と緻密なディスカッションを重ね、キャラクターの行動原理を徹底的に突き詰めたという。
一方、大人気コミックを映画化した『東京リベンジャーズ』シリーズの「ドラケン」こと龍宮寺堅役で見せた圧倒的なビジュアルと男気は、原作ファンをも唸らせた。頭部を実際に剃り上げる役作りに挑み、アクションシーンではスタントに頼らず自ら激しい立ち回りをこなしたエピソードは有名だ。『実写化映画』というハードルの高いジャンルにおいて、単なる再現にとどまらず、生身の人間としての魅力を吹き込む手腕は、まさに日本映画界屈指と言える。