魅力的な待遇の一方で、最大の難関となるのが採用試験のハードルの高さです。公立病院の理学療法士募集は、欠員補充を基本とするため採用人数が「若干名(1〜2名)」となるケースが通例です。そのため、都市部の人気自治体では採用試験の倍率が10倍以上に跳ね上がることも珍しくありません。
地方公務員試験の選考内容は、一次試験で教養試験(SPI3や公務員教養試験)および専門試験、小論文が課され、二次試験で個別面接や集団討論が行われるのが一般的です。臨床知識だけでなく、一般常識や論理的思考力、公務員としての倫理観が厳しく問われます。
受験資格における年齢制限にも十分な注意が必要です。新卒・第二新卒を対象とする一般枠では「27歳〜30歳前後まで」に設定されている自治体が多くを占めます。ただし、地域医療の現場で即戦力を求める自治体では「経験者採用枠」として35歳〜40代前半まで門戸を広げている例もあるため、各自治体の受験案内を早期に確認することが不可欠です。