「高年収=激務でプライベートがない」という通説はどこまで真実なのか。各種口コミサイト(OpenWorkやキャリコネ)やSNS上の生々しい証言、現役プレイヤーの告白から見えてくるのは、職種ごとに異なる「負荷の質」です。
ITエンジニアとコンサルタントの年収を比較した場合、コンサルタントは「納期直前の過酷な稼働時間(月残業60〜80時間超)」や「クライアントからの厳しいプレッシャー」と引き換えに高い報酬を得ている実態があります。一方、自社プロダクトを持つシニアITエンジニアやフルリモートのテックリードは、月残業20時間未満で年収1000万円を達成している例も多く、時給換算での労働生産性はIT職種に軍配が上がるケースが増えています。
大手不動産営業の元社員による手記では、「インセンティブで年収1300万円に達したが、休日に顧客から携帯が鳴り止まず、心理的な休まる時間が皆無だった」という切実な声がある一方、外資系コンサルファームのマネージャーは「プレッシャーは凄まじいが、3年間耐えて培った論理的思考力と人脈は、その後のキャリアを一生支える資産になった」と述べています。高収入の裏には、確実に相応の「知的負荷」または「精神的・時間的拘束」という代償が存在します。