インターネット上では、珍しい事象に対して短絡的な憶測が飛び交うケースが少なくありません。綾瀬はるかさんの本名を巡っても、長年まことしやかに語られてきた二大都市伝説が存在します。それが「国籍疑惑」と「学生時代の流出騒動」です。
第一に、「綾瀬はるか 国籍 噂の真相」について検証します。ネット掲示板やSNSの一部では、「蓼丸という聞き慣れない名字は、在日韓国・朝鮮系、あるいは中国系などの帰化姓ではないか」という無責任な言説が散見されてきました。しかし、戸籍制度および日本の名字史を専門とする研究資料によれば、これは完全な事実誤認です。蓼丸姓は前述の通り、広島県安佐南区の地域史に根ざした純日本古来の名字であり、渡来系や帰化にまつわる記録は一切存在しません。珍しい響きや難解な漢字表記を見たネットユーザーが、短絡的に異国情緒を結びつけて拡散してしまった典型的なネットデマと言えます。
第二に、本名が世間に広く認知される決定打となったのが「綾瀬はるか 卒アル写真」の流出です。彼女が卒業した広島市立祇園中学校、ならびに上京前に通っていた地元高校の卒業アルバム写真がネット上にアップロードされた際、写真の下にはっきりと「蓼丸綾」と印刷されていました。当時から目鼻立ちがくっきりと整っており、すでに圧倒的な美少女であったことから、「卒アルの時点で完成されている」「本名が漫画の主人公のようにかっこいい」と大きな話題を呼びました。この画像流出によって、本名が事実であることが動かぬ証拠として定着したのです。