ネット上の掲示板やSNSでは、青切符導入に伴い以下のような切実な不安の声が多数上がっています。
「普段ママチャリに乗っているが、路面が少しでも荒れていると片手運転はハンドルを取られて転びそうになる」(40代・主婦)
「前カゴに重い荷物を載せている状態で手信号を出すのは、かえって危険運転ではないのか?」(30代・通勤利用者)
「下り坂や雨の日にブレーキから片手を離すのは自殺行為に近い」(20代・ロードバイク初心者)
これらの声は極めて正当な指摘です。道路交通法第70条には「安全運転義務」が定められており、「車両等の運転者は、ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」とされています。つまり、「合図を出すために片手運転をして転倒・暴走する」ことは、本末転倒であり別の法令違反を引き起こすリスクを孕んでいます。
警察庁関係者の説明や交通安全講習の現場指導においても、「片手運転によって自転車の制御を失う危険が著しく高い状況(急な下り坂、路面凍結、悪天候、重量物積載時など)においては、無理なハンドサインを強要するものではない」という現実的な運用見解が示されています。車輪の径が小さいミニベロや、ハンドル操作が敏感なスポーツバイクに乗り慣れていない段階では、無理に手を離すことが最善とは言えません。