SNS上では「大手外食チェーンが座敷を全廃するのではないか」という不安の声が定期的に浮上する。この噂の真相を探るべく現場を取材すると、全面的な全廃ではなく、用途に応じた「棲み分けと再定義」が進んでいる実態が浮かび上がってきた。
多くのファミリー向けチェーンでは、不特定多数が雑多に利用するオープンな大広間タイプの座敷を縮小する一方、完全個室や半個室に限定した高付加価値な小上がりとして再構築している。日常的な昼食では手軽なテーブル席を案内し、ハレの日の会食やお食い初めなどの特別なランチ需要にはプレミアムな個室座敷を割り当てるという、二極化戦略が現在の主流だ。