電気主任技術者の主要な就職先となる「電気保安協会」と「ビルメンテナンス(ビルメン)企業」では、働き方と年収水準に明確な違いがあります。
各地域の電気保安協会の平均年収は500万〜700万円程度と比較的安定しており、福利厚生の手厚さや社会的信用の高さから根強い人気を誇ります。点検業務が中心となるためスケジュール管理がしやすく、残業代も法令通り支給される点が評判の良さにつながっています。ただし、夜間の緊急呼び出しや年次点検に伴う休日出勤が発生する点は留意が必要です。
対するビル管理会社では平均年収350万〜500万円が相場となります。系列系(大手不動産・電鉄系子会社)であれば年収550万円以上を狙えますが、独立系ビルメンの場合はやや控えめな給与設定です。その代わり、電気主任技術者の専任手当として毎月2万〜5万円程度が上乗せされるケースが多く、実務負荷と収入のバランスを重視する層から選ばれています。