本作の最大の魅力であり、同時に最大の障壁となっているのが、今では実現不可能なほど豪華なキャスト陣だ。ヒロインの竹内結子さんを取り巻く「鍋島家」の兄弟たちには、江口洋介、妻夫木聡、山下智久、山田孝之という、現在の日本映画・ドラマ界を牽引する主役級の役者がズラリと並ぶ。さらに、物語のキーマンとして堤真一や森田剛も出演していた。
これだけのスターが一堂に会する作品は、現在の制作費ではまず不可能だろう。しかし、彼らの知名度が上がり、それぞれの所属事務所やマネジメント方針がバラバラになったことで、再放送時の許諾取りは悪夢のような作業と化してしまった。一人でも「NG」を出せば企画は頓挫する。このキャスティングの豪華さこそが、皮肉にも再放送を阻む第一の関門なのだ。