ダブル主演を務めた高畑充希と田中圭の圧巻の演技力は、サスペンスの重苦しさと恋愛ドラマの切なさを両立させる原動力となりました。
高畑充希が演じる闇原こころは、快活で仕事熱心な女性週刊誌の記者。しかしその正体は、紫外線に弱く、血液パックを日常的に口にする吸血鬼です。人間を襲うことはなく、法を守りながら現代社会に溶け込んで暮らしているものの、「普通ではない自分」を受け入れてもらえるか葛藤し続けます。
一方、田中圭が演じる朝田虎松は、情に厚く町民から愛される交番勤務の警察官。しかし彼にもまた、「20年前に3人を殺害した殺人犯・一条彪牙の息子」という、決して他人に明かせない重い十字架がありました。
お互いの秘密を知ったとき、ふたりは拒絶するのではなく、愛によって互いの傷を包み込もうと決意します。日常の些細な喧嘩や甘いやり取りから、極限状態でのシリアスな対峙まで、感情の揺れ動きを見事に体現したふたりのケミストリーは視聴者を強く引き込みました。