「小樽食べ歩きで失敗したくない」と願う旅行者が、真っ先に押さえておくべき名物は一体何なのか。観光リサーチデータや編集部の現地取材に基づき、旅行者の満足度が際立って高い決定的な名物を厳選しました。
1. 三角市場の海鮮丼|朝7時から味わう港町の圧倒的鮮度
小樽の朝を象徴するのが、小樽駅隣接の三角市場の海鮮丼です。急勾配の細い坂道通路の両脇に鮮魚店や食堂がひしめき合い、威勢のいい掛け声が響き渡ります。「武田鮮魚店」直営の食堂や「滝波食堂」などでは、いくら、生ウニ、カニ、サーモン、ボタンエビなど、好みのネタを自由に組み合わせた贅沢な丼が提供されています。獲れたての魚介が丼からこぼれんばかりに盛られた一杯は、港町・小樽ならではの力強い洗礼といえます。
2. かま栄のパンロール|現地限定!極上のすり身スナック
堺町通りの散策で絶対に外せないのが、創業1905年の老舗蒲鉾店「かま栄」が誇るかま栄のパンロールです。豚挽き肉と玉ねぎを加えた白身魚のすり身を、極薄の食パンで巻き、油でカラッと揚げたオリジナル商品。外側はサクサク、中はふんわりジューシーという唯一無二の食感を生み出しています。賞味期限が短く、風味を損なうため地方発送や真空パック販売を一切行っていません。「現地に足を運んだ者だけが揚げたてを食べられる」という特別感が、観光客の心を掴んで離しません。
3. ルタオ本店限定スイーツ|作りたてをその場で頬張る贅沢
全国的な知名度を誇るチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」の総本山が、堺町通りのランドマークであるルタオ本店です。ここを訪れたら見逃せないのがルタオ本店限定スイーツ。チルド輸送される通常商品とは異なり、一度も冷凍されていない「生ドゥーブルフロマージュ」は、口に含んだ瞬間に淡雪のようにとろける格別の口どけを誇ります。2階の喫茶スペースで味わう出来立ての限定ミルフィーユや季節のパフェは、小樽スイーツ巡りのハイライトとして外せません。
4. 若鶏時代なるとの半身揚げ|秘伝の塩味とパリパリの皮
小樽の食文化を語る上で、海鮮と並び立つ巨頭が若鶏時代なると半身揚げです。昭和40年代から地元民のソウルフードとして親しまれてきたこの逸品は、国産若鶏の半身に秘伝の塩・コショウで下味をつけ、高温の油で一気に素揚げしたもの。余計な衣をつけず素揚げにすることで、皮はパリッと香ばしく、中の肉汁は驚くほど豊潤に閉じ込められます。見た目の豪快さとは裏腹に、繊細な塩加減で飽きずに食べ進められるのが特徴です。
5. 小樽運河周辺グルメと地元民おすすめの穴場名店
運河周辺のテイクアウトスナックを楽しんだ後は、地元住民が普段使いする銘店へ足を向けたいところです。たとえば、花園町に本店を構える「新倉屋」の「花園だんご」。上品な餡が一本一本丁寧に手塗りされた団子は、創業120年を超える歴史の重みを感じさせます。また、アイスクリームとぜんざいを組み合わせた「クリームぜんざい」で知られる「小樽あまとう」など、全国区の派手なメディア露出はなくとも、舌の肥えた地元客を唸らせ続ける名店が小樽には点在しています。