長嶋茂雄氏の自宅があるのは、日本有数の高級住宅街として名高い東京都大田区田園調布3丁目です。東急東横線・目黒線の田園調布駅西口から放射状に広がる並木道を進んだ閑静な一角に位置しており、近隣には著名な実業家や文化人の邸宅が立ち並ぶエリアです。かつて国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子氏の旧邸が隣接していたことでも知られています。
さかのぼれば、長嶋氏が田園調布へ転居する以前の本拠地は、世田谷区上北沢にありました。1960年に土地を取得し、1962年に完成させた上北沢の邸宅は、7LDKの広さを誇る大豪邸として当時のファンやメディアの間で有名でした。その後、家族の成長やプライバシー保護の観点から田園調布の邸宅へと居を移しています。
現地を訪れると、高い塀と豊かな植栽に囲まれた重厚な門構えが確認できます。2021年10月に長嶋氏がスポーツ界初となる文化勲章を受章した際には、門前に受章を祝う垂れ幕が掲げられ、地域のランドマークとしての存在感を際立たせていました。過度な装飾を排した格調高い佇まいは、昭和から平成、令和へと時代を駆け抜けた大スターの品格を物語っています。