「琴線に触れる」の意味とは?「怒らせる」は大誤用!語源と使い方を徹底解説

「琴線に触れる」の意味とは?「怒らせる」は大誤用!語源と使い方を徹底解説

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「琴線(きんせん)に触れる」とは、「素晴らしいものに接し、心の奥底から深く感動すること」を意味する慣用句です。胸を打たれるような映画を観たとき、誰かの温かい言葉に救われたとき、あるいは美しい芸術作品に圧倒されたときなど、感情が激しく揺さぶられたポジティブな瞬間に用いられます。

ここで言う「琴線」とは、人間の心の奥深くにある、感情や情緒を感じ取る器官を「琴の弦」に例えた比喩表現です。外からの刺激(言葉、音楽、優しさなど)によってその見えない弦が美しく弾かれ、心地よい感動の音色を響かせる状態を表しています。

したがって、「彼の失礼な態度が私の琴線に触れた」のように、怒りや不快感を表現する文脈で使うのは完全な誤用です。あくまでも「良い刺激を受けて心が共鳴した」という前向きな場面でのみ使うのが鉄則となります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。