旅の満足度を左右する最大の要素が、施設内の農産物直売所と食堂です。山ノ内町は千曲川の支流である夜間瀬川が形成した扇状地に位置し、水はけの良さと昼夜の強烈な寒暖差によって、全国屈指の糖度を誇る果樹の郷として知られています。
秋から初冬にかけて直売コーナーを埋め尽くす道の駅北信州やまのうちりんご直売は、まさに圧巻の光景です。長野県を代表する「秋映(あきばえ)」「シナノスイート」「シナノゴールド」のりんご三兄弟から、蜜がぎっしり詰まった「サンふじ」に至るまで、採れたての規格外品から贈答用までが驚くべき現地直売価格で並びます。地元の生産出荷組合の現場ヒアリングでは「朝採れの人気品種は、午前10時台にワゴンが一度空になることも珍しくない」と語られており、確実に入手するなら午前中の到着が鉄則です。
食事処で提供される北信州やまのうち食堂メニューの主役は、何と言っても「蕎麦」です。山ノ内町須賀川地区に古くから伝わる、ヤマゴボウの葉の繊維(オヤマボクチ)をつなぎに使った幻の蕎麦の製法を受け継ぎ、独特の強いコシと爽やかな喉越しを実現しています。一般的な道の駅の軽食コーナーとは一線を画す本格的な出汁の香りが漂い、山菜やきのこをふんだんに盛り込んだ天ぷらとの相性は抜群です。ドライブ中の道の駅北信州やまのうちランチとして、地元住民からも高いリピート率を獲得しています。
さらに道の駅北信州やまのうちお土産コーナーでは、地元産りんごを使用した手作りアップルパイや特製ジャム、信州の伝統調味料であるしょうゆの実、湯田中温泉の温泉饅頭などが揃い、道の駅北信州やまのうちおすすめの特産品を一度に網羅できる構成となっています。