Q1:チクシュルーブ・クレーターは観光地として直接見ることができますか?
A1:クレーター本体は地下数百メートルの堆積岩の下に完全に埋没しているため、直接その輪郭を目で見ることはできません。ただし、クレーターの外縁に沿って形成された「セノーテ」群で泳いだり、メキシコ・メリダにある博物館等でクレーターの地質データや解説展示を見学することは可能です。
Q2:衝突した隕石の本体は現在どこに残っているのですか?
A2:隕石(小惑星)本体の大部分は、衝突時の超高温と猛烈な衝撃圧力によって瞬時に融解・蒸発しました。そのため、巨大な岩塊としては残っていません。しかし、掘削調査によって得られたクレーター内部の岩石試料や世界各地のK-Pg境界粘土層から、地球の地殻には極めて稀で隕石に多く含まれる「イリジウム」が高濃度で検出されています。
Q3:なぜ小型の哺乳類や鳥類、ワニなどの爬虫類は生き残れたのですか?
A3:体のサイズが小さく必要とするエネルギー量が少なかったこと、地中や水中、洞窟などに身を隠して熱線や酸性雨をしのげたこと、腐植質や種子、死骸などを食べるスカベンジャー(腐食性)としての食性を持っていたことが生存の要因とされています。大型で莫大な食料を必要とした恐竜たちは、食物連鎖の崩壊に耐えきれず淘汰されました。