当時、サッポロビール株式会社の舵取りを担っていた尾賀真城社長(当時)ら経営層と、株式会社ファミリーマートの経営陣が下した販売再開の決断は、当時の流通・製造業界に強烈なインパクトを与えた。従来、大企業における誤表記商品は無条件で回収・廃棄されるのが「常識」だったからである。
しかし、ファミリーマート限定プラットフォームを活用した今回の展開では、企業と消費者の双方向コミュニケーションが見事な化学反応を起こした。ミスを包み隠さずオープンにし、消費者のリアルな意見に寄り添って方針を柔軟に変更した両社の姿勢は、結果的に強力なファンエンゲージメントを生み出したのである。