大手ネット掲示板やSNS、知恵袋の投稿を検証すると、毎年「スローガン選定」にまつわる悲喜こもごものトラブルが報告されています。現場の生々しい実態から、教訓を抽出してみましょう。
「全校アンケートで1位になったパロディ系スローガンを職員会議に上げたら、『外部の来場者や地域の方への配慮に欠ける』と一発却下。結局、何の毒にも薬にもならない無難な四字熟語になり、生徒から『つまらない』と批判されて板挟みになった」(元生徒会長・高校3年生の手記より) 「英語の長文スローガンを採用したら、横断幕の文字が小さすぎて遠くから読めず、クラスTシャツの印刷費も余計にかかってしまった。デザイン視点で文字数を制限しておくべきだった」(文化祭実行委員・装飾担当の告白)
こうした現場の証言から浮き彫りになるのは、「生徒ウケ」「教員の承認基準」「視覚デザインへの落とし込みやすさ」という3つの要件を事前に擦り合わせておくことの重要性です。実行委員会が独断で進めるのではなく、候補案を絞る段階で教員側と非公式に事前調整を行っておくことが、土壇場でのどんでん返しを防ぐ最大の防衛策となります。