むっつりとは?語源の真相から隠れスケベの心理と見分け方まで徹底解明

むっつりとは?語源の真相から隠れスケベの心理と見分け方まで徹底解明

むっつりとは?語源の真相から隠れスケベの心理と見分け方まで徹底解明の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

辞書的な定義において、「むっつり」とは口数が少なく愛想のない様子、または感情を表に出さずに押し黙っているさまを表す擬態語です。語源を遡ると、室町時代から江戸時代にかけて用いられていた「むつと(不快感や怒りで口を閉ざすさま)」が変化したものとされています。つまり、原義としては「機嫌が悪そうに黙り込んでいる人物」を指す言葉でした。

この純粋な言葉のニュアンスを象徴するのが、昭和初期に作家・佐々木味津三が生み出した大人気時代小説の主人公「むっつり右門」です。江戸町奉行所の同心である近藤右門は、極めて無口で滅多に笑わず、眉間に皺を寄せて事件の捜査に没頭する凄腕の剣客でした。ここで使われた「むっつり」は、硬派で職人気質な男らしさを称える形容であり、性的な下心など微塵も内包していませんでした。

では、似た意味を持つ「寡黙」とは何が違うのでしょうか。両者の決定的な分岐点は、沈黙の背景にある「他者への印象」にあります。

「寡黙」が無駄口を叩かず冷静沈着に行動する知性や美徳として肯定的に受け取られるのに対し、「むっつり」には「何を考えているのか腹底が読めない」「内側に何かを鬱屈させている」という不穏なニュアンスがつきまといます。この「内面に何かを隠し持っているはずだ」という他者からの疑念が、後に「むっつりスケベ」という派生語を生み出す土壌となりました。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。