高校時代に発覚した不祥事を皮切りに、警視庁による度重なる摘発。世間を震撼させた一連の騒動は、加熱する芸能ジャーナリズムの格好の標的となった。ワイドショーや週刊誌は、母から息子へと渡されていた高額な小遣いや過保護とも取れる支援体制を徹底的に糾弾した。
「母の過保護が招いた悲劇」という単純な構図で語られがちだったこの問題だが、当事者たちにとっては出口の見えない暗闇だった。母・三田佳子は謝罪会見で頭を下げ続け、CM降板や活動自粛など女優生命を揺るがす打撃を受けながらも、母としての情愛を捨てきれずに苦悩した。しかし、慈愛だけでは断ち切れない依存の連鎖が、長年にわたって家族全員を疲弊させていったことは紛れもない事実である。