予期せぬ事故や病気に直面した際、遺族を最も悩ませるのが故人の「見えないサブスクリプション」だ。本人が死亡した後もクレジットカードから毎月引き落とされ続ける契約は、アカウントのログイン情報が分からなければ停止手続きすら難航する。
一方で、個人の購買履歴にはプライベートな趣味嗜好が色濃く反映されるため、生前にすべてを家族と共有することに抵抗を感じる人も多い。最新のスマホOSには、万が一の際に信頼できる家族へ特定データのみを継承する「デジタル遺産継承機能」が備わっている。プライバシーを守りつつ、将来の家族の負担を減らすバランス感覚が求められる。